アーティストの近くで”想像する力”を育む こどもから大人までアートを学べる 【アトリエ日ノ出町】

カラフルな作品が並ぶガラス越しに、つい足を留めてしまう。

2019年春にオープンした「アトリエ日ノ出町」ではこどもから大人までがアートを学べるさまざまなアート教室が開講。主なプログラムは、4歳から小学生、一部中学生を対象とした「子どものためのアート教室」です。

アーティストかつ「アトリエ日ノ出」の運営をされている山田さんは、「わかりやすいアートが少ないんですよ現代アートって。まずここでアートというものがどういうものなのか、子ども達がさわりでも分かってくれれば、あとあと高校生とかになって戻ってきてから現代アートに繋がるんじゃないかと思って。このまちというものを誇りに思ってほしい」と話します。

基本的なカリキュラムは、絵画と工作が半々。教室の終わりには毎回約30分の自由時間が儲けられます。自分の言葉を語る、言葉の形を想像してみるなどの現代アートに近い内容の講義も時折開講。子ども達に選ばせていくことを大事にしていると言います。

アトリエがある黄金町・日ノ出町地域はアートのまち。

「アーティストが近くにいるとか、アートを知っているひとたちが多い、特殊な地域です。作家としてやっている人とかが教えているとか、あとはまちを歩いていて作家を紹介したりできる。アートって分からないのは当たり前だから、ちょっと聞いてみようとか」

山田さんをはじめ、画家、彫刻、キャラクターデザイン、版画など、作家が講師となって指導を行っており、アーティストと身近に関わることが可能。そこから学べることは技術的なことだけではないのかもしれません。

「大学でたら、はい自由って言われちゃうじゃないですか、別にカリキュラムもないし。小学生の時から考えていくって、社会にでてからすごく楽になると思うんですよ。この素材があってこの素材があるからこうしようとか、じぶんで考える要素が毎週カードで出されるというか」

「自分でつくっていくというのが重要になって、それが許される時代になっていくんじゃないかな。ものづくりは一生できるもの。自分が人生に大変な時は、アートとか、想像する力に頼ってみる、そのための訓練所。そういう力ができればいいなあと思いますね」

「アトリエ日ノ出町」では子供向けの講座以外にも、「平面絵画教室」「銅版画教室」など大人やお年寄り向けの講座も開講。体験受付中。詳しくは下記ウェブサイト等からご確認ください。


アトリエ日ノ出町
〒231-0066 横浜市中区日ノ出町2-165
営業日 火曜日・土曜日・日曜日
定休日:教室により変動
TEL  045-341−0500
WEB:https://www.atelierhinodecho.com
SNSアカウント https://twitter.com/atelierhinode

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